体のつらさは、頭ではわからない。頭は現実よりも未来を見てしまう。頭で立てた予定を実行するのは体である。自分で体を動かさないと、体の限界がわからなくなってしまうので、予定に見合った結果を求めて、つい無理な労働をさせてしまうことになる。
--渡邉格「菌の声を聴け」P160
体のつらさは、頭ではわからない。頭は現実よりも未来を見てしまう。頭で立てた予定を実行するのは体である。自分で体を動かさないと、体の限界がわからなくなってしまうので、予定に見合った結果を求めて、つい無理な労働をさせてしまうことになる。
--渡邉格「菌の声を聴け」P160
小さなことから全体を理解していくためには、頭でばかり考えるよりも、体で感じることが大事だ。だから、頭脳ばかりを鍛えてきた高学歴の人は、体が動かずに現場仕事に苦労する場合が多い。現代の日本人にとっては、頭よりも体で感じる割合を増やしていくことが、修行に入る身としての第一歩と言えるかもしれない。
--渡邉格「菌の声を聴け」P156
どんな小さなものでもいいから、型を破って「自分らしい表現」ができたとき、人は満足できる。自分らしい表現ができる人が増えれば、社会はもっと風通しが良くなって、さらに多様性が生まれていくだろう。そんな社会にはきっと、型を破るためのチャンスがごろごろ転がっているし、そもそも自分を型にはめようとする必要さえなくなっていくはずだ。
--渡邉格「菌の声を聴け」P145