自分の子どもがノイジーなメッセージを発信しても、「要するにあんたは、こう言いたいわけね」っていうふうに、端数を切り捨てて、整合的だけど限定的に「理解」してしまう。子どもが発するメッセージの中には、まだ輪郭の整わない、子ども自身も自分が何を言いたいのかわからないような、雑多なざわめきがたくさん含まれているんです。--内田樹「14歳の子を持つ親たちへ」P50