今の日本の若者たちを指して、「内向き」であるとか「
--内田樹「内田樹による内田樹」P78
今の日本の若者たちを指して、「内向き」であるとか「
--内田樹「内田樹による内田樹」P78
ケニアとタンザニアの国境は直線なんですが、一箇所だけ不規則に曲がっている箇所があって、そこにキリマンジャロがそびえています。キリマンジャロだけタンザニア領なんですね。なぜそんなことになったかというと、19世紀末ケニアを支配していたイギリスのヴィクトリア女王と、タンザニアを支配していたドイツ帝国のヴィルヘルム一世は縁戚関係にあり、キリマンジャロがヴィルヘルム一世の誕生日プレゼントとして贈られたからなんです。
--養老孟司「文系の壁」P132
1964年に木材の関税が撤廃されて外材がどんどん入ってくるようになり、日本の木材は売れなくなった。でも、それ以外は、日本の木材は国際価格の三倍で売れていたんです。吉野杉が一本300万円とか、そういう時代だった。その頃の記憶が、林業をやっている人たちの中にいまだに生きているんです。「また、ああいう時代が来ないかな」と思っているから、その人達は絶対に現在の林業を改革しようとしない。だから、70年代以降の日本の林業は駄目になってしまった。森林って息の長いものだから、本当は、将来を考えて、ちゃんと手入れしておかなければいけないのに放置したんです。状況で儲かってしまったから、その後怠けてしまった。
養老孟司「文系の壁」P101
今の人は、
--森博嗣「文系の壁」P49
ハラスメントって、実例を見ていると、相手から送られてくるメッセージをその多様な解釈可能性のうちで〝もっとも不愉快な意味で解釈する〟というかたちで起きているんだよ。だから、〝あなたは攻撃的な意図がなくその言葉を使ったというが、現に私はその言葉で深く傷ついた〟という文脈で告発がなされる。
--内田樹「僕たちの居場所論」
性善説って、ある種、危険な説だと思う。自分の中に他人を抑圧したり、支配したりする欲望があるということを認めない人たちは、善意に基づいて人を傷つけることがあるという可能性をまったく吟味しないでしょう。
だから、〝いい人〟がふるう暴力性って、節度がないんだよ。信仰心の篤い人ほど残虐になるということは歴史的経験から熟知されていることだと思うんだけど。
--内田樹「僕たちの居場所論」
厚労省のデータをみると、日本の医師数は2
一方アメリカやヨーロッパでは、
でも実際に欧米と同じように現役医師数だけで比べてみると、
--堤未果「沈みゆく大国アメリカ<逃げ切れ!日本の医療>」P173
結局国民の無知と無関心が、政治の裏側にいる強欲資本主義の面々に、やりたい放題させるのだ。
--堤未果「沈みゆく大国アメリカ<逃げ切れ!日本の医療>」P99
2008年に内閣府に設置された「官民人材交流センター」。
この独占契約を勝ち取ったのが、
この話には続きがある。
竹中氏はまた、第4回産業競争力会議の席で、
--堤未果「沈みゆく大国アメリカ<逃げ切れ!日本の医療>」P57