生徒が疑問を口にすると、先生たちが嬉しそうににっこり笑う。答えをくれる代わりに、その問いを気のすむまで追いかけなさいと応援される。友だち同士の喧嘩やいじめ、恋愛に家族、将来の夢・・・起こることに善悪はない。逃げずに向き合い、深く考え、自分だけの結論を出すプロセスにこそ価値がある。
--堤未果「社会の真実の見つけかた」P225