子供たちにほんとうに伝えなければいけない言葉は、「
成功とはつまり、分かち合うことです。あなたがやっとの思いで沼から陸に這いあがることができても、それはまだ成功と呼べません。陸にあがったら後ろふり向いて、まだ沼であえいでいる者に手を差し伸べてごらんなさい。その人を陸に引き上げたとき、初めてそれを成功と呼ぶのです。
—James Brown「松尾潔のメロウな日々」P136
成功の秘訣と言うものは…… 確固として存在します。それは人びとが何を欲しがっているかではなく、真に必要としているものは何かを真剣に考えること。子どもは放っておくと甘いものばかり欲しがりますが、それだけを与えても虫歯になるし、健やかに成長しませんからね。言うなればWANTよりもNEEDを見つめると言うことです。
—James Brown「松尾潔のメロウな日々」P135
ポトラッチとは「明らかにやりすぎな交換」のこと。北アメリカ大陸における先住民族における特殊な文化儀礼をルーツとする。ある部族の酋長が、自分の権力を部族のメンバーに誇示するために、自分の持っている大事な宝物あげてしまったり、場合によっては祭りの場で自分の財産に火をつけて燃やしてしまったりする。(中略)ポトラッチとはつまり「贈与のボクシング(殴り合い)」だ。
しかし。一方ではこのポトラッチによって、権力者は自分の財産を定期的に手放すことになり、深刻な争いの火種となる「富の偏り」が防がれる。
「過剰」や「破壊」によって、富の再分配が行われ、誰かが一方的に勝ち続けるゲームになってしまうことが阻害される。ポトラッチは、不条理に見えて実は交換ゲームを潤滑にしていくための「必要な毒」なのであるよ。
--小倉ヒラク「発酵文化人類学」P184
嫌いな事を我慢してやって得られる程度の平凡な能力では生きていけない。好きで得意な事を精一杯やって得られる程の秀でた能力でないと相手にされない。だから我慢などしている場合ではないのだ。好きな事なら秀でた能力が身に付くまで収入が少なくても辛抱出来る筈だ。もっと自分を信じても良いのに。
--相田浩樹 Tweet(2019/11/30)
決断をすることは自由を手に入れる為の一歩だと思っています。自ら決断をする気の無い人は、自由が欲しくないのでしょう。
--相田浩樹 Tweet(2019/11/6)
その場で答えを出す。という習慣だけでストレスの大半はなくなる。
--安田佳生 tweet(2019/10/4)
批判を受けたせいで魅力が増すということはないんです。
というのは、才能ある人の魅力というのは、ある種の「無防備さ」と不可分だからです。
一度深く傷つけられると、この「無防備さ」はもう回復しません。その人の作品の中にあった「素直さ」「無垢」「開放性」「明るさ」は一度失われると二度と戻らない。
だから、この人にはまだまだ発現されていない才能があると思って、この人にはもっと傑作を作り出して欲しいと思っったら、骨がきしみ、血が出るような批判をして、欠点を補正させるよりは、どうやったら「傑作を創る気」になってくれるか、僕はそれを考えます。
--内田樹「そのうちなんとかなるだろう」P187
もし(友達になる)コツがあるとすればそれは、相手の一番いいところを探して、そこにフォーカスしてお付き合いするということじゃないかと思います。
どんな人でもいろいろな面がある。いいところもあるし嫌なところもある。面白いところもあるし、つまらないところもある。ユニークなところもあるし、凡庸なところもある。あって当然です。
僕はその人の一番「いいところ」、一番「面白いところ」、一番「ユニークなところ」だけを見るようにしています。
--内田樹「そのうちなんとかなるだろう」P185