米国の南北戦争は、奴隷解放運動だと美化されてきたが、実際は南部の綿花農場で働く者と北部で働く者を取り合う戦いだった。その上、奴隷を奴隷として使うのではなく、働き手と同時にモノを買う者として育てれば、資本家としては二重に美味しい。こうして、奴隷は「消費者」という名に置き換えられることになった。
--高城剛「多動日記(一)「健康と平和」-欧州編-」