給料が上がるということは結局、人手不足になるほど仕事があるのかという、需給バランスの問題であるといえます。企業が10人の人材を募集して100人が応募してくるようでは、給料は増える状況ではありません。10人募集しても8人しか応募してこないような状況で、初めて人材の希少価値は上がり、給料が増えていきます。
荻原博子「アベノミクスで家計はどうなる? 今だから考えたい生活防衛術」