ライバルは観察すべきだが、ライバルと同じことをしたくなる誘惑には、全力で逆らわなければならない。
デイヴィッド・ミーアマンスコット、ブライアン・ハリガン「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」P61
わたくしども日本人は揃いの衣装を身につけると、およそ3割方知能指数が低下することになっている。
--小田嶋隆「ア・ピース・オブ・警句」(「なめんな」と言われる立場になってみよ)
忍耐で人は成長することができない。人は葛藤を通じてしか成長しない。--内田樹 ブログ「2016年の十大ニュース」
就職したら負けだと思って就職しない若者も多いんですけど、逆に言いたいのは「就職したら負けだ」と思わされたら負けだよ、ということです。幸せになる方法はそこではないよ、と。
--岡田斗司夫「評価と贈与の経済学」P173
変な話だけど、人間が評価されるのって尖ったところだよね。バランスのいい人で高く評価される人なんていないですよ。
--鈴木智雄「ニッポンの編曲家」P291
学ぶ機会をシステマティックに退ける人に階層上昇のチャンスは訪れません。「オレは知っている」「オレはできる」「オレは誰にもものを頼まない」「オレは誰にも頭を下げない」ということを生き方の規律にしている人はそうすることによって階層下位に自分を呪縛しているのです。
--内田樹「街場の文体論」P128
「知りません。教えてください。お願いします」。学びという営みを構成しているのは、ぎりぎりまで削ぎ落として言えば、この三つのセンテンスに集約されます。自分の無能の自覚、「メンター」を探り当てる力、「メンター」を「教える気」にさせる礼儀正しさ。その三つが整っていれば、人間は成長できる。一つでも欠けていれば、成長できない。
そうだと思ったら何でも本当にやってみることである。徹底してやらねばいけない。そこでこそ理想を描くことができるのであって、社会通念に従って生きていこうなどと思っていて理想など描けるものではない。
--岡 潔「春宵十話」P146
人それぞれに使命がある。使命を得るためには自分の与えられた仕事を一生懸命、真心を込めてやらなきゃいけない。金儲けでやったりしたらダメだ。そして、不正義と戦い、道をまっすぐ進む。それによって使命感が湧く。
--佐々井秀嶺「インド仏教を率いる日本人僧侶の破天荒人生」
今、「自立」というと、経済的に自己完結するということを言っている人が多いように思います。けれども私にとっての自立という言葉は、いろいろな状況下で、それに対して自分の意見が言えるかどうかということだと思います。
--甲野善紀「今までにない職業をつくる」P203